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気恥ずかしくてお越しになれない方がいらっしゃいます
女性化乳房で病院に来るまでの最も大きな壁が何かと問えば、痛みや費用を思い浮かべやすいものです。ところが診療室で長く過ごしていると分かります。本当に多くの方を何年も引き止めていたのは、別のものです。
気恥ずかしさです。
胸のせいで病院に行くということ。それを誰かに話し、見せ、説明しなければならないということ。男性としてそれがそれほど難しいのです。

この方の心配もそれでした
手術前に最も心配だったことをお尋ねしたとき、この方の答えは痛みでも結果でもありませんでした。行くのが面倒で、気恥ずかしいということでした。
正直な答えだと思います。女性化乳房は痛くない場合が多く、切迫感が薄いため、気恥ずかしさという感情が足取りを止める最後の敷居になります。その敷居の前で何年もためらう方を、私は多く見てきました。
「男性スタッフだけで、気恥ずかしさが少なかった」
病院に来てみてどうだったかを尋ねる項目に、この方が残された答えです。
TRUEMANが男性クリニックという名を掲げている理由がここにあります。受付からカウンセリング、手術、回復まで、男性の患者さんが気恥ずかしくなる状況を作らないこと。私どもにとっては診療の一部です。同じ男性同士なら、胸の話を切り出すことが少しは楽になります。
私はすべての手術を、自分の家族が手術を受けるという心で臨んでいます。スタッフにも親切と患者さんの立場で考える態度を定期的に教育していますが、こうしたお褒めの言葉をよくいただけるのは、そのおかげだと思います。
その先は短いものでした
この方の感想は全体的に短いものでした。手術中に特に記憶に残ることも、手術後にしたいことも特にないとおっしゃいました。ただ、同じ悩みを抱える方へは一言を残されました。「思ったより痛くない。」
これはこの方の経験であり、痛みと回復は人によって異なることがあります。手術を受けるかどうかも、診療を通じてご自身の状態を確認したうえで判断されるのが正しいです。
それでも私は、この短い感想が良かったのです。気恥ずかしさが最も大きな心配だった方が、来られたあとには特に書くことがないほど、穏やかに過ぎ去ったという意味ですから。
一つ付け加えると、私は手術が終わりだとは思いません。むしろ手術前より手術直後からより細やかに管理し、その後も長期間経過を見ながらケアします。いつでも問題があるとき連絡すれば解決するという信頼を差し上げることが、気恥ずかしさを押して来てくださった方へ病院が返すべき務めだと思います。
気恥ずかしくて何年も先延ばしにしていらっしゃるなら、そのお気持ちのままお越しになっても構いません。おひとりで悩まず、一度お越しになってお話しされてみればと思います。心からお力になりたいのです。