短い答えが語ってくれること

著者 : 문철 원장2026年8月3日 11:57 1
Truman Customer Story Column

短い答えが語ってくれること

感想アンケートを受け取ると、びっしり書いてくださる方もいれば、一言二言で終える方もいらっしゃいます。

今日ご紹介する方は後者です。すべての項目に短くお答えになりました。ところが、その短い答えを並べて見ると、長い感想に劣らないお話になりました。順に写してみます。

문철0730 원장님 11편(다시)

手術前の心配:「特になし」

手術前の心配を尋ねる項目に、この方は特になかったとお答えになりました。

もちろん最初から心配のない方はまれです。ただ、カウンセリングで過程をすべて聞いてしまえば、心配がこんなに短い一行になる場合があります。病院の第一印象を尋ねる項目にも、楽で親切だったという答えがすべてでした。心地よさは、もともと長く説明する必要のない感情です。

私どもは手術同意書をいただくために説明はしません。気になることが残っていれば何度でも説明し直し、緊張したお気持ちがほぐれたとおっしゃるときに手術室へお連れします。この項目に心配がなかったと書かれるのは、その対話が役目を果たしたという意味だと思います。

手術は:「思ったより簡単で、痛くなく終わった」

手術についての記憶を尋ねると残された一行です。

何年も悩んだ手術の感想がこの一行なら、私はそれを良い兆しとして読みます。ただ、痛みの程度と回復の速さは人によって異なるため、これはこの方の場合だという点を併せて申し上げます。

手術は乳輪の周りに局所麻酔の注射を打つ部分麻酔で行います。患者さんが聞く最後の言葉は「チクッとします、この部分だけ我慢してください」です。実際の手術時間は30分ほどで、長年積み重ねた手術のノウハウで時間を大きく短縮しました。手術時間が短いほど患者さんにとってより安全なので、私はこの部分を大切に見ます。

したいこと:「プールに行くこと」

手術後に最もしたいことを尋ねる項目の答えです。やはり短い一言です。

プールは、女性化乳房で悩む方が最も長く避けてきた場所の一つです。上を脱がなければならない場所。この短い答えの中に、これまで行けなかった夏が入っていると私は思います。

女性化乳房の手術は、身体的な変化だけでなく心理的な部分まで扱うことだと思います。男性が肩を張って歩く姿勢は、萎縮せず自信があるときに現れます。特に若い方には、その自信が人生の他の領域まで左右するため、より大切に見ます。

 

そして最後の項目

同じ悩みを抱える方へ一言をお願いする項目には、おすすめしたいという趣旨の答えを残されました。もちろんこれはこの方の経験であり、手術を受けるかどうかは診療を通じてご自身の状態を確認したうえで判断されることです。

そして、病院に伝えたいことを書く最後の欄には、こう書かれていました。

「ご繁盛ください。」

言葉数の少ない方の最後の挨拶がこれでした。私どもはしばらく笑い、長く記憶に残りそうです。短い答えでも十分に伝わる満足があります。

言葉を長くできなくても大丈夫です。おひとりで悩まず、お越しになって対話を交わしていただければと思います。すべてを解決して差し上げると断言はできませんが、大半の方は気になることを整理してお帰りになります。心からお力になりたいのです。