三つの単語で返ってきたアンケート

著者 : キム・ミンス 院長2026年7月23日 11:24 14
Truman Customer Story Column

三つの単語で返ってきたアンケート

アンケート用紙を受け取って、しばらく見つめていました。六つの質問に対してこの方が書いた文字は、いくつもありませんでした。心配を尋ねる欄に「保険」、病院の印象を尋ねる欄に「清潔、親切」。残りの欄はほとんど空白でした。

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空欄の多いアンケートが、いい加減なアンケートというわけではありません。もともと口数の少ない方もいれば、言葉を選び抜いた末に単語だけを残す方もいます。ただ、その単語のあいだにある文脈は、診察室で向かい合って座っていた私なら埋められそうな気がして、今日はその余白を代わりに書いてみます。

一つめの単語、「保険」

手術を控えていちばん心配だったことを尋ねる質問への答えでした。痛みでも傷あとでもなく、保険。

実際、カウンセリングでよく出る話題です。韓国の健康保険に加入されている方の場合、女性化乳房症の手術は一定の診断条件を満たすときに保険給付の対象となることがあります。ただし、どの場合に該当するかは人によって異なるため、検査と診察を通してご自身の状態を確認するのが順序です。なお、海外からお越しの方は韓国の健康保険の対象とならない場合が多く、費用については診察の際に個別にご案内いたします。この方も、カウンセリングでその点を確認してから次の心配へ進まれたと記憶しています。心配の欄に書く言葉が一つ減ったわけです。

二つめと三つめの単語、「清潔、親切」

病院の第一印象を尋ねる欄には、この二つの単語が並んでいました。

読点一つを挟んだ二つの単語が、この方が病院で過ごした時間の要約なのでしょう。空間が清潔で、人が親切だった。長い文章でつづった褒め言葉より、こうした圧縮のほうが正直に感じられることがあります。無駄なく必要なことだけを言うこの方の話し方そのものです。

そして一つの文、「悩まずにやってください」

ずっと単語だけで答えていた方が、同じ悩みを持つ方へ残す言葉を尋ねる最後の質問で、初めて文を書かれました。

「悩まずにやってください」

言葉を惜しんでいた方が唯一、文として残した答えだったので、私ももう一度目を留めました。ただし、これは手術を終えたこの方のご経験から出た言葉です。手術が必要な状態なのか、どの方法が合っているのかは、診察を通してご自身の状態を確認したうえで判断することです。

 

余白までがアンケートです

三つの単語と一つの文。この方のアンケートはそれだけでしたが、私には物足りないものには読めませんでした。心配していたことが整理され、病院で過ごした時間が悪くなく、だからこそ同じ悩みを持つ誰かに一言を残す気持ちになった、ということ。感想の骨格はすべて入っていました。

長く話すのが苦手な方なら、診察室でも単語だけを口にしてくださって構いません。そのあいだの文脈は、私たちが尋ね、確認し、埋めていきます。

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江南院 院長 キム・ミンス
著者紹介
胸部外科専門医 · 医学修士
# トレンディな体型デザイン# 患者とのコミュニケーション重視# ニーズ最適化
主な経歴
  • · 胸部外科専門医 / 医学修士
  • · 釜山大学校 医学専門大学院 卒業
プロフィール詳細を見る ›
"若い感性の体型デザイン。患者さまのご希望を深く理解した共感の執刀です。"
"手術の結果は、医療者の技術と患者さまのご希望が一致したときに完成します。トレンドを踏まえた感覚で理想のラインを的確に把握し、手術の全過程での細やかなコミュニケーションを通じて、最もご満足いただける変化をお届けします。"
  • · 三星ソウル病院 胸部外科 研修医
  • · 三星ソウル病院 胸部外科 フェロー
  • · 元 一山東国大学校病院 胸部外科 教授
  • · 大韓心臓血管胸部外科学会 正会員