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副作用の感想ばかり一晩中探していらっしゃったなら
手術を控えてインターネットを検索していると、良い感想より怖い感想が先に目に入ります。乳頭壊死、陥没のような言葉を一度見てしまうと、その場面が頭の中から簡単には消えませんね。
今日お話を借りるこの方もそうでした。他の病院の副作用の事例を多く調べてお越しになり、それだけ心配も大きかった方です。
副作用の事例を知ってお越しになる方へ差し上げる説明
こうした方には、心配を伏せておいてくださいとは申し上げません。むしろ反対です。どのような状況でそうした結果が生じうるのか、それを避けるために手術計画と切除範囲をどう取るのか、回復中にどのような兆候を一緒に見守るのかを、順を追ってご説明します。
この方もその過程を一つひとつ聞かれ、手術前の確認過程をきめ細かく経ながら心配が多くほぐれたとおっしゃいました。もちろんどんな手術であれ個人によって経過は異なることがあります。ですから心配を消すよりも、心配の正体を一緒に確認するほうが正しいと思います。
私は手術同意書をいただくために説明を差し上げません。気になることをすべて尋ねられ、その答えを完全に理解されるまで、必要であれば何度でも説明し直します。緊張をほぐす一番良い方法がそれだと思うからです。不安なお気持ちがある程度ほぐれてはじめて手術室へお連れします。
手術そのものについても、あらかじめ描いて差し上げます。麻酔は乳輪の周りに打つ部分麻酔の注射で、「チクッとします、この部分だけ我慢してください」という言葉が手術前に聞く最後のご案内です。実際の手術時間はたいてい30分ほどです。長年積み重ねた手術のノウハウで時間を大きく短縮しましたが、手術時間が短いほど患者さんにとってより安全だと考えています。
結果を一緒に確認していた瞬間
手術後に最も記憶に残る瞬間として、この方は結果を一緒に見ながらうまくいったという話を聞いたときを挙げられました。一晩中探していた怖い感想の代わりに、ご自身の胸を直接目で確認する瞬間でしたから。
看護師の方々とカウンセリング室長がとても親切だったというお言葉も残されました。心配が多かった方ほど、そばで気にかけて差し上げる手がより必要です。
私どもはすべての手術を「自分の家族が手術を受ける」という心でしようと話しています。親切と患者さんの立場で考える態度は自然にできるものではないので定期的に教育しており、だからこうしたお言葉をいただけるのだと思います。
「閉館修行の末にボディプロフィールを撮ります」
手術後にしたいことをお尋ねすると、こう書かれました。
「回復後、ハードなトレーニングと閉館修行の末にボディプロフィールを撮ります。」
閉館修行という表現に私も笑いましたが、心配で始まった感想がこうした文章で終わったということが、私には最もうれしい変化でした。もちろん運動再開の時期は回復経過を見ながら段階的に一緒に決めます。

運動がお好きな方にはこのようにご案内します。回復期に上半身の運動は禁止しますが、軽いウォーキングやスクワットのような下半身の運動はされても大丈夫です。運動をまったく止めなくてよいという点を知っていらっしゃると、回復期間をずっと窮屈でなく過ごせます。
同じ悩みを抱える方へ残された言葉
「ためらわず、今すぐ決断を下してください。時間を遅らせるだけです。」
この文章はこの方の経験から出たお言葉です。ただ、手術を受けるかどうかは人によって異なるため、診療を通じてご自身の状態を確認したうえで判断されるのが正しいです。私がおすすめしたいのは決断ではなく、心配の正体を確認しにお越しになる一度のカウンセリングです。
怖い感想を一晩中探す時間と、診療室でご自身の状態を直接確認する時間。心配を減らしてくれるのは後者だったというのが、この方の結論でした。
おひとりで検索して悩まず、ぜひ一度カウンセリングにお越しいただければと思います。対話を交わすその時点から悩みの整理が始まります。すべてを解決して差し上げると断言はできませんが、大半の方は疑問を整理してお帰りになります。心からお力になりたいのです。