女性化乳房手術前のサプリメントと健康食品、 いつ中止すべきか?

著者 : シム・ヨンジン 院長2026年6月22日 11:35 122

女性化乳房手術前のサプリメントと健康食品、
いつ中止すべきか?

 
サプリメントと健康食品

"栄養剤くらいなら大丈夫だろう"とお考えの方が多くいらっしゃいます。

しかし普段の習慣のように摂取していたサプリメントが、手術の過程で

予期せぬ変数を作り出す可能性があります。

実際に手術前のご相談をしてみると、ご自身が服用中のサプリメントが

手術に影響を与える可能性があるという事実自体をご存知ない場合がかなり多くあります。

オメガ3、ビタミンE、高麗人参のように健康に良いと知られている成分ほど、

むしろ手術前には注意が必要です。


1. なぜサプリメントが問題になるのか

 

サプリメントのうち一部の成分は、血液の凝固機能に直接的な影響を与えます。代表的にオメガ3脂肪酸とビタミンEは血小板凝集を抑制する作用があり、手術中または手術後の出血量が増加する可能性があります。出血が過多になると、血腫(hematoma)が形成されたり、回復が遅延する原因となります。

また高麗人参や特定のハーブ成分は、麻酔薬と相互作用する可能性があります。麻酔中の血圧や心拍数に影響を与えることがあり、麻酔深度の調節が困難になるケースも報告されています。実はこの部分を見落とされる方が本当に多いんです。健康食品という認識のために薬物として扱わないことが最大の問題です。


2. サプリメント種類別の中止時期

 

サプリメントごとに体内で作用する方式と半減期が異なるため、中止時期も変わってきます。下記の表をご参考にしつつ、手術前のご相談時に医療陣に服用リストを必ずご確認ください。

サプリメント種類 主な影響 推奨中止時期
オメガ3 血小板凝集抑制 → 出血リスク増加 手術7~14日前
ビタミンE 抗凝固作用 → 手術中の止血遅延 手術7~14日前
高麗人参(人参) 血圧·血糖変動、麻酔相互作用の可能性 手術14日前
プロテイン 直接的な出血への影響は少ないが消化への負担 手術前日から中止
クレアチン 腎臓への負担、体内水分バランスの変化 手術7日前

プロテインの場合、絶食規定と関連があるため、手術前日の夕方から中止すれば十分な場合が多いです。

一方、オメガ3や高麗人参のように血液凝固に影響を与える成分は、最低1~2週間前から中止する方が安全です。


WARNING — サプリメント中止時の注意事項

  1. 01. 医師の処方なしにご自身の判断で服用中のサプリメントも漏らさず医療陣にお知らせください
  2. 02. 複合成分製品(マルチビタミン等)は個別成分を確認し、血液凝固関連成分の含有有無を点検する必要があります
  3. 03. 中止時期を逃した場合は手術スケジュールの調整が必要な可能性があるため、速やかに医療陣にご相談されることをお勧めします
  4. 04. 手術後のサプリメント再服用時期もまた、医療陣の案内に従われることが望ましいです

3. 医療陣に必ずお知らせいただきたいこと

 

手術前のご相談で処方薬のみをお話しになりサプリメントは漏らされる場合が多くあります。手術後の経過を見ていると、予想より青あざが長く残ったり浮腫がひどいケースの一部は、事前に共有されなかったサプリメント服用と関連がある傾向にあります。

下記の項目は、手術前のご相談時に漏らさずご確認ください。

  • 現在服用中のすべての健康補助剤と栄養剤の名称
  • 服用期間と1日の摂取量
  • 運動目的のサプリメント(プロテイン、クレアチン、BCAA等)の含有有無
  • 漢方薬や健康ジュース等、成分確認が困難な製品の服用履歴

成分が不確実な製品ほど、余裕を持って2週間前から中止される方が安全です。


サプリメントの中止は煩わしく感じられるかもしれませんが、
手術の安全性と回復経過を左右する
重要な準備過程です。

服用中のサプリメントリストを事前に整理し、ご相談時に点検されることをお勧めします。

参考文献

  • 女性化乳房 総論(原因・機序・経過) — Braunstein GD. Gynecomastia. N Engl J Med. 2007;357(12):1229–1237. doi:10.1056/NEJMcp070677
  • 薬剤性女性化乳房 — Bowman JD, et al. Drug-induced gynecomastia. Pharmacotherapy. 2012;32(12):1123–1140. doi:10.1002/phar.1138

本記事で言及した医学的分類・疾病コード・発生機序に関する参考資料です。個々の患者の診断と治療方針は診察により決定されます。

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明洞院 院長 シム・ヨンジン
著者紹介
泌尿器科専門医 · 医学修士
# ディテールの完成# 真心の診療# 後悔のない選択
主な経歴
  • · 泌尿器科専門医 / 医学修士
  • · 慶北大学校 医科大学 卒業
プロフィール詳細を見る ›
"結果で証明し、真心で記憶される医師。ディテールが違う手術の完成度。"
"手術は技術の領域ですが、患者さまと向き合うことはいつも心の問題だと考えています。結果だけでなく過程まで率直にご説明し、十分にご理解いただいたうえで選んでいただけるよう一緒に考えます。男性体型・男性手術に携わる中で変わらない基準はひとつです。患者さまがこの選択を後悔されないよう、手術前から術後まで責任を尽くすこと。それが私の考える診療の本質です。"
  • · ソウル三星医療院 研修医
  • · 嘉泉医科大学校病院 フェロー
  • · 大韓男性科学会 正会員
  • · 大韓肥満体型学会 正会員
  • · 大韓前立腺学会 正会員
  • · 国際肥満体型学会 正会員
  • · 元 トゥルーマン男性医院 江南院 院長
  • · 大韓尿路感染学会 / 泌尿器科感染学会 正会員