薄いTシャツ一枚が負担だったなら

著者 : 문철 원장2026年8月3日 11:58 1
Truman Customer Story Column

薄いTシャツ一枚が負担だったなら

夏が来ると服は薄くなり、悩みは反対に厚くなります。他人には何でもない薄いTシャツ一枚が、女性化乳房で悩む方には季節ごとに戻ってくる宿題になります。

今日は6月初めに手術を受けられた、ある方の感想を借りて、その宿題を下ろす過程を申し上げようと思います。

 

手術より重かった二つの心配

この方が病院にお越しになる前に最も気にかけていらっしゃったのは、痛み、そして手術後の管理でした。手術そのものより、その前後の時間がより漠然と感じられたのです。

当然の心配です。ですから私どもはカウンセリングで手術の話と同じくらい、回復期間の流れ、圧迫服の着用、日常復帰の時期を詳しくお伝えします。この方も診療とカウンセリングの過程で説明を十分に聞いてはじめて心が落ち着いたとおっしゃいました。心配は消すものではなく、知っていくにつれ小さくなるものです。

圧迫服の話をもう少し差し上げます。圧迫服が窮屈なのは事実です。ただ、これは手術後に伸びていた皮膚を胸のほうへぴったり癒着させるための過程なので、私はその理由を必ずご説明します。理由をお分かりになると、大半の方が不便さもよく耐えてくださいます。手術直後の12時間から48時間は出血の危険がある期間なので圧迫服の上に追加の圧迫を加えますが、翌日にご来院いただいて出血の有無を確認したうえでその追加の圧迫を外して差し上げると、ずっと楽になり職場生活にも大きな支障はありません。

「夏に薄いTシャツを着て自由に運動したいです」

手術後に最もしたいことをお尋ねすると、この方はこう書かれました。

「夏に薄いTシャツを着て自由に運動したいです。」

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大それた望みではありません。季節に合った服を着て、人目を気にせず体を動かすこと。大半の方が取り戻したいと願うのは、こうした平凡な日常です。そしてその平凡さこそが、長く先延ばしにしてきた決心の最も良い理由になります。

運動については、回復期間中は上半身の運動をされないようご案内します。代わりに軽いウォーキングや下半身のスクワット程度はされても大丈夫です。私は回復がある程度過ぎたあとには、体にぴったり合うシャツを一着あつらえて着てみてくださいとおすすめします。一度も着てみたことのない服を着てみながら、女性化乳房という恐れから今や自由になられたということを直接感じてみてくださいという意味です。

「手術をよくしてくださってありがとうございます」

退院されながら残された感想の最後の行は短いものでした。

「手術をよくしてくださってありがとうございます。」

この方は同じ悩みを抱える方へ、一日でも早く自信を回復されることを願うというお言葉も残されました。ただしこれはこの方の経験から出たお言葉であり、手術が必要かどうかは診療を通じてご自身の状態を確認したうえで判断されるのが正しいです。

この夏も薄いTシャツ一枚の前でためらっていらっしゃるなら、おひとりで悩まず、一度お越しになってお話しされてみればと思います。私がすべてを解決して差し上げることはできないでしょうが、大半の方は気になっていたことを整理してお帰りになります。心からお力になりたいのです。