2年、3年の悩みが惜しくなる瞬間

著者 : 문철 원장2026年8月3日 11:58 1
Truman Customer Story Column

2年、3年の悩みが惜しくなる瞬間

女性化乳房の手術を受けられた方に感想をお願いすると、手術の話より先に出てくるものがあります。手術を決心するまでの時間です。

数か月ではなく数年。今日のお話の主人公も、その時間を2年、3年と書かれました。

 

痛み、情報不足、そして視線

この方が手術前に心配されていたのは三つでした。どれだけ痛いだろうかという痛みへの心配、何をどう調べればよいか分からない情報の不足、そして周囲の視線。

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この三つが重なると、悩みは長くならざるを得ません。この方の場合、その結び目がほどけたのはカウンセリングでした。気になっていたことを一つひとつ親切にご案内されながら、漠然としていた心配が具体的な計画に変わったとおっしゃいました。

何年もおひとりで調べてこられた方ほど質問が多いものです。私はその質問がすべて尽きるまで、必要であれば何度でも説明し直すことが、緊張をほぐす一番良い方法だと思います。手術同意書をいただくための説明ではなく、お気持ちがほぐれたことを確認したあとに手術室へお連れするための対話です。

 

初めて来た日、心を決める

病院の第一印象をお尋ねすると、この方は初めて来たときから「ここでやろう」と心を決めたとおっしゃいました。何年もためらった方が初めての訪問で心を決めたということは、これまで足りなかったのが決心ではなく、信じて尋ねられる場所だったという意味だと思います。

 

眠って起きた感じ

手術についての記憶をお尋ねすると、この方はこう書かれました。

「ただ眠って起きた感じだったのに手術が終わっている気分で、とても楽でした。」

何年も恐れていた時間が、実際には短く過ぎ去っていたのです。もちろん手術の経過と感じ方は個人によって異なることがあります。

手術は乳輪の周りに局所麻酔の注射を打つ部分麻酔で行います。患者さんが聞く最後の言葉は「チクッとします、この部分だけ我慢してください」で、実際の手術時間は約30分ほどです。長年積み重ねた手術ノウハウで時間を大きく短縮しましたが、手術時間が短いほど患者さんにとってより安全だからです。

 

再びしたいこと

手術後にしたいことをお尋ねすると、この方は運動を再び始めること、そして上を脱がなければならない場で気後れしないことを挙げられました。プールで、銭湯で、運動場で、他人には何でもない瞬間が、この方には何年も避けてきた瞬間でした。

女性化乳房の手術は、身体的な変化だけの問題ではないと思います。男性が肩を張って歩く姿勢は、萎縮せず自信が満ちたときに現れます。特に若い患者さんには、その自信が人生の他の領域まで左右する場合が多く、私はこの部分を大切に見ます。

 

惜しかったのは手術ではなく時間でした

同じ悩みを抱える方へ残したい言葉をお尋ねすると、この方はこうお答えになりました。

「悩みを2年、3年したのですが、その時間がとても惜しい気がします。」

この文章はこの方の経験であり、手術が必要かどうかは診療を通じてご自身の状態を確認したうえで判断されることです。ただ、確認さえ先延ばしにしたまま流れていく時間は取り戻せません。

おひとりで悩まず、ぜひカウンセリングにお越しいただければと思います。ご来院いただいて対話を交わすその時点から、悩みの解決が始まります。すべてを解決して差し上げられないこともありますが、大半の方は疑問を整理してお帰りになります。心からお力になりたいのです。