Truman Customer Story Column
半袖のTシャツを気楽に着て運動したいです
診察室に座るまでが最も難しいということを、私はよく分かっています。
胸の悩みは、他の悩みとは違います。相談を受けるには、誰かにその部位を見せなければなりません。長い間隠してきた部分を、初めて会う医師の前にさらけ出すこと、それ自体が大きな決心です。
今日ご紹介する方も、そうでした。手術結果よりも先に、「他人に胸を見せなければならないこと」が負担だったとおっしゃいました。
診察室のドアを開けることが半分です
この方は女性化乳房と陥没乳頭を併せ持っていらっしゃいました。悩みが一つではなく、二つだったわけです。副作用への心配に、体を見せなければならない負担まで重なっていました。
だから私は、このような方に結果の話を先にしません。気楽に見せていただける雰囲気をつくることが先です。二つの問題を一度の手術で一緒に矯正できるのか、どんな順序で進むのかは、その次に順を追ってご説明します。
緊張がほぐれるのには理由があります
初めて来られた日の感じを伺うと、何度も来たことのある場所のように安心だったとおっしゃいました。明るい雰囲気の中で、緊張が自然に消えたと。
私たちのスタッフが特に得意なことが一つあるとすれば、初めて来られた方を初めて来た人のように扱わないことです。苦労して出した勇気が気まずさで折れないよう、その温度を守ろうとしています。
手術台の上でも会話は続きます
手術について、この方はこう書いてくださいました。
「まったく痛くなく、最後まで緊張をほぐそうと優しく話しかけてくださるのが良かったです。」
もちろんこれはこの方の場合です。痛みを感じる程度は人によって異なるので、すべての方が同じ経験をされると申し上げることはできません。ただ、手術が終わる瞬間まで患者さんの緊張を見守りながら一緒にいること、それはすべての方に同じように差し上げることです。
半袖一枚の重み

手術後に最もしたいことを尋ねると、答えは素朴なものでした。「半袖のTシャツを気楽に着て運動をしたいです。」
誰かにとっては何でもない半袖一枚が、誰かにとっては長く先延ばしにしてきた願いです。同じ悩みを持つ方へは、こう残されました。「一人で悩まず、とにかく来て相談を受けてみてください。」
この言葉に一言だけ添えます。相談は決定ではなく確認です。ご自身の状態を正確に知ってから、手術の可否はそのとき判断されても遅くありません。
この方のように苦労して出した勇気が無駄にならないよう、長くこの場所を守ります。