Truman Customer Story Column
「バッグを堂々と背負って、胸を張って歩くこと」
体験談でいちばん参考になる欄は、褒め言葉が書かれた欄ではありません。不便だったことを具体的に書いてくださった欄です。
今日ご紹介する方は、圧迫着を着けながら経験されたことを最後の欄に詳しく書いてくださいました。
圧迫着は胸を押さえるために着るものなので、腕をよく使う方は脇のあたりが食い込むことがあります。そのため、動きやすいようにその部分を手直しすることもあります。
この方はその手直しのあとの状態を、こう書いてくださいました。「切ったおかげで確かに動きやすくはなったけれど、脇の圧迫が少し強いので、縫い付けて着られる何かがあればいいと思います。」
実際に1か月着てみた方にしか書けないご意見なので、検討しております。圧迫着は胸の圧迫を保ちながら腕の動きを妨げないことが求められますが、その二つを一着で両立させるのは簡単ではありません。

手術前にいちばん心配だったこととしては、こう書かれました。「圧迫着の不便さ。すぐに慣れて大丈夫でした」
圧迫は女性化乳房の手術において回復の半分を占めます。組織を切除した部分にできた空間がくっつくまで押さえておくことで、出血や漿液腫といった問題を減らすことができます。ただし、慣れる速さや不便さの程度は人それぞれ異なります。
手術直後の12時間から48時間は出血のリスクがある期間のため、圧迫着の上からもう一重圧迫をして過ごしていただきます。翌日に来院されたら、出血の有無を確認したうえでその追加の圧迫を外します。
この期間は上半身の運動はできませんが、軽いウォーキングや下半身のスクワット程度はしていただけます。手術自体は鎮静で行い、30分前後で終わります。
初めて来院されたときの印象としては、男性ばかりで信頼できる感じがしたと書いてくださいました。座って待つスペースも実用的で気に入ったと書かれています。
女性化乳房の診療では、長く隠してきた部位をお見せする過程を、相談と手術の前後で何度も経ます。その場が心地よくてこそ、次の予定を先延ばしにされなくなります。
手術後にいちばんしたいこととして書かれた答えはこうでした。「バッグを堂々と背負って、胸を張って歩くこと。ストレートネックの矯正。ジム!」
バッグのストラップが胸の前を通るのが気になって、片方の肩にだけかけたり、前に引っ張って持ったりする方がいらっしゃいます。その姿勢が長く続くと、肩や首にまで影響が及びます。
この方は、痩せても変わらないなら相談だけでも受けてみてほしいという言葉を残されました。これはこの方の経験であり、手術をするかどうかは診察でご自身の状態を確認したうえで判断されることです。