Truman Customer Story Column
「堂々と歩くこと」
手術後にしたいことを尋ねる欄に、7月に女性化乳房の手術を受けられた方が、韓国語で八文字を書かれました。「堂々と歩くこと」
女性化乳房の手術を受けられる理由は、たいていこのように短いものです。これまでできなかった行動を一つ取り戻すことであり、その一つが何年も先送りになっていたのが、今回整理されたということです。
初めて来院されたときの印象としては、短く書かれました。「とても詳しく親切」
相談で特別な技術を使っているわけではありません。尋ねにくそうにされていることを、私どもから先に切り出す程度です。女性化乳房は、診断基準を満たせば健康保険が適用される治療です。ただし適用されるかどうかは、診察と検査で状態を確認したあとに決まるものなので、電話で前もって確定してお伝えできる部分ではありません。この手続きをどこまでご説明したかが、実際には満足度を大きく左右します。

手術中に記憶に残った瞬間としては、圧迫着を脱いだときがいちばん満足だったと書かれました。
圧迫着は手術後の腫れを押さえ、組織が落ち着くあいだ皮膚を押さえて密着させる役割をします。着用期間はたいてい2週間から3週間で、その後は経過を見ながらできる限り調整します。腫れが引く速さと傷の回復状態には個人差があるため、その期間を一律に当てはめるのは難しいのです。夏に手術を受けられた方にとっては、この期間がいちばん長い区間です。脱ぐ日を目安にされている方が多いので、経過確認のたびに残りの期間を具体的にお伝えしています。
同じ悩みを抱える方へ、この方が書かれた答えは一行でした。「絶対におすすめ」。これはこの方の経験であり、手術を受けるかどうかは、診察を受けてご自身の状態を確認したうえで判断されることです。女性化乳房は、等級と乳腺組織の状態によって手術の必要性と範囲が変わり、回復にかかる時間も同じように変わります。
いちばん心配だったことを書く欄と、望むことを書く欄は空欄のままでした。書くことがなかったのか、書く必要がなかったのかはわかりませんが、私どもとしては後者であってほしいと思います。