Truman Customer Story Column
無理さえしなければ支障はありませんでした
女性化乳房の相談でまず出てくる質問は、どれくらい痛いのか、何日くらい休まなければならないのかです。今日ご紹介する方が手術前に抱えていらっしゃった心配も、その二つでした。仕事をしながら手術の日を決めなければならない方にとっては、結果よりもこの二つのほうが差し迫った問題になることもあります。
体験談にこう書いてくださいました。
「すごく痛いのと、日常生活に支障が出るのではと心配していましたが、痛みは2週間ほどたつと少しずつ楽になり、日常生活では無理さえしなければ特に支障はありませんでした。」
ほとんどの場合、心配していたほど痛みは大きくなかったとおっしゃいます。ただし、この点は患者さんによって異なることを知っておいてください。取り除く必要のある乳腺組織と脂肪組織の量や位置、体型、普段の痛みへの敏感さによって感じ方が変わり、治まる速さも変わります。2週間をすべての方に当てはまる基準としてお伝えすることは難しいのです。
日常生活の面は、当院でご案内している内容と同じです。座ってする仕事や歩く程度は比較的早くから可能ですが、上半身を大きく使う動作や重いものを持つことは、経過を見ながら時期を別に決めます。手術直後は圧迫着を着けていただきますが、この期間は肩を大きく回したり、腕を頭の上に繰り返し上げたりする動作は避けられたほうがよいでしょう。

手術中の記憶をうかがうと、こう答えてくださいました。
「鎮静をしたのですが、本当に何も考えないまま急に眠ってしまって驚きました」
女性化乳房の手術は鎮静の状態で行います。患者さんにとっては、手術室で目を閉じた瞬間と、回復室で目を開けた瞬間だけが残ります。手術を受けているあいだの記憶が別の負担として残らないことは、幸いな点だと考えています。
手術直後は痛みが強くてしたいことが思い浮かばず、3時間ほどたつと治まってきたと書いてくださいました。代わりにたばこが吸いたくなったとおっしゃいましたが、この点はきちんとお伝えしておかなければなりません。喫煙は傷の部分への血流を減らして回復を遅らせ、傷跡が広がる可能性を高めます。手術の前後数週間は控えていただくようご案内しています。
当院の印象としては、スタッフと私の説明が親切だったことを書いてくださいました。女性化乳房で来院される方は、一度聞いただけではすべてを理解しきれない状態で説明を受けることが多いため、同じ内容を診察のたびに改めてお伝えするようにしています。
「手術後2週間ほどたって、とても満足しています!!」
腫れやあざが引いて形が整うまでには、さらに時間がかかります。今満足に感じていらっしゃっても、残りの経過観察には予定どおり来院していただく必要があります。同じ悩みで手術を控えていらっしゃる方々には、回復の速さを他の人の体験談に合わせず、診察の際にご自身の経過を基準に確認されるようお伝えしたいと思います。