Truman Customer Story Column
「終わってから食べたお粥とデザートがおいしかったです」
手術中に記憶に残った瞬間を尋ねる欄に、食べ物の話が書かれて返ってくることがあります。今日ご紹介する方がそうでした。
「終わってから食べたお粥とデザートがおいしかったです。(空腹だったので)」
手術前には絶食をご案内します。鎮静で行うためです。胃に食べ物が残っていると麻酔中に問題が起きることがあるため、決まった時間から水を含めて口にされないようにお伝えします。
そのため、手術が終わって初めて何かを口にされる瞬間が、その日の記憶に残る方がいらっしゃいます。空腹だった時間と緊張が一緒にほどける場でもあります。回復室でまずお粥をお出しするのも、胃を急いで満たさないためです。

手術前にいちばん心配だったこととしては、こう書いてくださいました。「うーん…手術の結果は心配していなかったのですが、手術そのものに抵抗感がありました。」
結果は信頼しているのに、過程が引っかかっている状態です。相談でよく出会う組み合わせで、病院そのものを長く避けてこられた方に特によく見られます。このような方には、結果の説明より順序の説明が助けになります。いつ眠りに落ち、どれくらいかかり、目を開けたらどこにいるのかを先にお伝えします。
同じ欄に続けて書かれた文はこうでした。あっという間に終わっていて、心配が消えたと。
当院の女性化乳房の手術は鎮静で行い、手術そのものは30分前後です。眠られたあとに始めるため、手術の過程を覚えていらっしゃる方はほとんどおらず、結果についてのご説明は手術を終えたあと回復室でいたします。
手術直後の12時間から48時間は出血のリスクがある期間なので、圧迫着の上にさらに圧迫をして過ごしていただきます。翌日来院されたら、出血の有無を確認したうえで、その追加の圧迫を外してさしあげます。
この期間は上半身の運動はできません。軽いウォーキングや下半身のスクワット程度はできます。手術後にしたいこととしてこの方が書かれた運動は、そのため少しあとの日程になります。
要望を尋ねる欄に、この方はこう書かれました。「ずっと続けていてください、愛しています!」
同じ悩みを抱える方々へは、すぐに手術するようにという言葉を残されました。これはこの方の経験であり、手術を受けるかどうかは、診療でご自身の状態を確認したうえで判断されることです。病院がすべきことは、その判断に必要なことを正確にお伝えするところまでです。